ケアストレスカウンセラー下瀬雅子さん 企業のカウンセリング業務開始!
「ケアストレスカウンセラーフォローアップ研修会」修了生からカウンセラーとして就業された下瀬カウンセラーにお話を伺いました。
|
|
 |
|
当財団では、ケアストレスカウンセラー資格取得後、実技中心の研修会を実施することにより、資格取得者にカウンセラーとして就労していただけるように尽力してまいりました。いよいよその第1号として、エグゼクティブカウンセラー(当財団が就業可能と認めたケアストレスカウンセラー)の下瀬雅子さんが企業の依頼を受け、カウンセリング業務をされました。
下瀬雅子さんは「第1回ケアストレスカウンセラーフォローアップ研修会」修了生です。その後も第1回研修生の自主勉強会『CSC Blooming Heart』の中心的存在として、また第2回研修会、第3回研修会にも研修生の良き先輩として、講師のサポートを行なう立場でご参加いただいております。
今日は下瀬雅子さんに、企業でのカウンセラー初仕事についてお話を伺いました。(聞き手:菊地事務局員)
事務局: 今回、どういったお仕事をなさったのかお話しください。
下瀬カウンセラー: ある企業に出向いてメンタル不調者がいらっしゃらないかどうかをジャッジする、メンタル健康診断を実施しました。3日間で30名の方の面接をし、メンタル面での悩みがないか、あるいはストレスの蓄積に繋がる悩みがないか等のお話を聞かせていただきました。結果、その企業で把握しておられる方以外にはメンタル不調者はなく、今後メンタル不調をきたす可能性がある方も見受けられなかったので、ほっとしているところです。
事務局: 企業においての“心の健康診断”ですね。お仕事をなさってみて、どんな感想をお持ちですか?
下瀬カウンセラー: 私は資格取得後に自宅でメンタル不調の方と、そのご家族の精神面でのケアを行なってきました。正直に言うと、疾患をお持ちで苦しんでいる方々ばかりを診てきたため、普通に企業にお勤めで何の問題もない方々とどんなお話しをしてよいものやら、と戸惑っていた部分もあったのですが、案に相違して皆さんメンタル疾患に対する意識が高く、また不調者の方への気遣いも充分で、たくさんのご質問もいただき、正直、感動しました。このような仕事をさせていただいたことに、本当に感謝しています。
事務局: 最近のように景気が良くないと、企業も従業員に対する福利厚生が疎かになりがちですよね。しかし、企業にとって人は財産。是非多くの企業で通常の健康診断と同様に、“心の健康診断”も取り入れていただきたいですね。
さて、下瀬さんは今後どのような形でお仕事していきたいとお考えですか?
下瀬カウンセラー: まずは今回のようなEAP(被雇用者支援プログラム)を通じて、メンタル不調の早期発見と予防を目的としたカウンセリングを行い、うつ病をはじめとするメンタル不調者を一人でも少なくしていきたいと考えています。また、私がこの仕事に就こうと思った最大の理由は、家族にメンタル疾患の者が出て途方に暮れた経験に端を発しているのですが、メンタル疾患の方のご家族のご相談にも乗っていけたらと考えています。さらに、メンタル疾患がこれだけ取り沙汰されているご時世ですから、これまであった偏見を払拭していただくべく、メンタル疾患に対する正しい知識を持っていただけるような研修会や勉強会などにも携わっていければと思っています。ちなみに今回メンタル健康診断をさせていただいた企業では、幹部社員の方を対象とした「メンタル疾患の基礎知識講座」という形の勉強会を開かせていただくことが決定しています。
事務局: 健康診断に止まらず、勉強会や研修会等フォローもされるというのは、企業にとっても心強いことですね。私も事務局として毎回研修会や自主勉強会を拝見しておりますが、下瀬さんの後に続くケアストレスカウンセラーもどんどん育っておられますよね。
皆さんのご活躍で、一人でも多くのメンタル疾患予備軍の方々を救っていただきたいと思います。本日はありがとうございました。
|
 |
|
<下瀬雅子さんのプロフィール>
今回インタビューに答えてくださった下瀬雅子さんは神戸生まれの岡山育ち。
TBS報道局勤務を経てフリーランスのライターとなり、 主に政治・教育・医療関係の原稿の取材と執筆に携わってこられました。
超高齢出産を経て、現在7歳の息子さんと二人暮しです。
|
|